基礎体温と上手につきあおう

雨と頭痛と利水剤(リスイザイ)

  • アメリカンブルー天気が下り坂になると頭痛や吐き気、だるさに襲われる方は意外と多いようです。気圧が急降下中に脳血管内の圧力がそれについて行けず、相対的に脳血管内の圧力が上昇、膨張した血管が周囲の脳神経を圧迫するためという仮説があります。気象病ともよばれます。
  • 毎回、症状がひどく日常生活に影響する方の場合、体内の水分分布の不均衡を速攻で修正できる「五苓散(ごれいさん)」を代表とする漢方薬の「利水剤」が著効する例がよくみられます。五苓散内服後最短15分ほどで効果が出始め数時間以上効果が続きますので、低気圧の気配を感じてからの内服でも通常間に合います。
  • ちなみに気象病を予報するというスマホアプリがあります。→「頭痛ーる」

NILM(エヌアイエルエム・ニルム)は大丈夫のしるし

子宮腟部びらん(シキュウチツブビラン)は病気?

  • ピンクの花子宮頚がん検診の結果で「子宮腟部びらん」という用語を目にします。この正体は子宮頚管がめくれ、その奥にある毛細血管で覆われた粘膜が赤く浮き上がって見える状態の表現です。ほとんどは問題ありませんが、まれに子宮頚がんのこともありますので、記録と子宮頚がん検診が必要です。
  • 女性ホルモンの影響を強く受け、生理のある女性では大なり小なりよくみられます。閉経するとめくれていた子宮頚管が縮み見えにくくなります。
  • 子宮腟部びらんは<子宮頚がん検査が異常なければ>病気ではなく単なる自然現象です。