- 当帰芍薬散は数千年前から女性の一生に関わる漢方薬として使い続けられています。生理不順、生理痛、PMS、無排卵、妊娠出産の各種トラブル、更年期症候群等々、使い方次第で、効能は多岐にわたり効果も十分に期待できます。
- 妊娠希望で基礎体温をつけている場合、当帰芍薬散を内服開始すると多くは次の月経周期から基礎体温が変化しはじめます。これは身体がホルモン分泌をコントロールする能力を取り戻しつつあることを示しています。数ヶ月後に基礎体温の形がきれいになると妊娠の期待が高まります。これは当帰芍薬散によって排卵や高温期の維持が改善されていく過程をを目で見ているわけです。
- 当帰芍薬散について。①食前に内服するのが原則ですが空腹時だと胃がもたれるようなら食後の内服も可で効果もかわりません。②製薬メーカーによって生薬の構成が異なることがあり、人により別のメーカー製品に変更すると効果がよくなることがあります。 ③内服中に妊娠した場合はそのまま内服を継続すると流産防止効果が期待できます。